彩門豊乳肥臀土偶と同様、縄文の香りを放つオブジェです。烏骨鶏のテーマでは２作目となります。参考掲載の前作よりさらに一回り大きく、幅65cm,高30cm、厚10cm。渋い色調でまとめた烏骨鶏（うこっけい）です。 極彩色金目鯛と同様の手法で、赤土に細密な縄文様を彩り、ごく薄い釉薬を施して数百年経ったかのような古い味を演出しました。 オスの烏骨鶏が持つ凜とした顔立ちを表現。寒色系でまとめました。 胴は深い起伏の羽模様を彫り込んだ渋い配色です。テーブルのセンターに寝かせたイタリアンスタイルのディスプレイを意図して作りましたが、裏側にはフックで壁にハンギングするための穴もあります。また立ててディスプレイするための大型スタンドも付属品として差し上げます。 赤土を使用しているので、土の色と絵の具の色とが古代色風に混濁してとても良い味を出しました。精密な縄文様も良い発色をしてくれました。 私は写真家の習いで、作り上げるイメージを精密なデッサンで描き起こしていきます。 あとは創作現場で手が勝手に動くのにまかせています。 写真は二次元ですが立体は三次元・・形のない土が次第に形をなし、 同時に意識を持ち始めるのがとても興味深いです。 私の写真作品のホームページの中で「土偶」を展開していますので、どうぞお立ち寄りください。とても楽しいページです。